福島県の沿岸部に住んでいて思うこと
東日本大震災から10年という節目の年を迎えました。
10年経っても津波の爪痕が見えるところがまだあったりします。
津波に流され基礎だけになった家。半壊のまま放置されている家。
沿岸部を走っていると「津波浸水区間」の道路標識があちこちにみられます。
最近ではまた東日本大震災の余震とみられる大きな地震もありました。
地震の特集番組を見て、津波の恐ろしさを再認識したのと同時に家を建てる時の「土地選び」って本当に重要だなと思いました。
垂直避難ができない平屋は土地選びを慎重に
私のように「建てるのは絶対平屋!」と思っている方は特に土地選びを慎重に行った方がいいと思います。
津波や大雨による浸水があった場合、平屋は垂直避難ができません。
二階建てであれば、避難が遅れても「二階に逃げる」ということができます。
平屋はそれができないので、ハザードマップなどで津波や大雨でも安全な土地か入念にチェックした方がいいと思います。
また今はネットで地盤のことを調べられます。
「土地 地盤」と検索するといろいろなサイトが出てきます。
私は↓のサイトを利用して地盤を調べたりしていました。
[blogcard url=”https://jibannet.co.jp/karte/”]
現在住んでいる土地
我が家は夫の実家の隣に家を建てました。
理由はなんといっても土地代がタダ!ということが一番(^^;)
でも他の理由もあります。
夫の実家の土地は山側にあり、東日本大震災の時にも津波の被害がなかった地域でした。
数年前に大雨で川が氾濫した時も、浸水被害はありませんでした。
「下手に避難するよりも家にいた方が安全」という土地なんです。
義両親とはあまり仲良くないのですが、災害の被害にあいにくい土地だったため、ここに家を建てました(^_^;)
これが津波の被害にあった土地だったらタダでも選ばなかったかもしれません。
最近も二回ほど大きな地震がありましたが、地盤が固いためかそこまで揺れずここに家を建てて良かったと思いました。
買おうか迷っていた土地
夫の実家の土地(今住んでいるところ)は、災害には強いですが車がないと不便な所です。
そしてなんといっても義両親の隣に住むというのが嫌で、土地を探していたことがあります。
その時買おうか迷っていた土地がありました。
田舎ですが、駅から三分ほどの立地。
小中学校、図書館、スーパー、内科が歩いていける距離にありました。
新しく区画整理した土地で、道路も広くきれいでした。
そしてお値段なんと70坪ほどで「400万円」。
安いですよね(^^)
しかし問題が…(T_T)
その土地は川沿いで津波が来たところでもありました。
でも400万円という安さもあり結構悩みました。
義両親から離れられるし、車を持っていない私は駅が近いというのが魅力的でした。
結局そこの土地は買わなかったんですけどね( ・_・;)
買わなかった理由は津波が来ていた土地だったことと、川沿いだったからです。
もう二度と津波が来ないという保証はないですし、大雨で川が氾濫しない保証もないです。
命が脅かされるリスクのある土地だったので買うのをやめました。
買おうと思っている土地はハザードマップでチェックを!
土地を探している時、私のように安くて良さそうな土地を見つけることがあると思います。
まずはハザードマップのチェックをした方がいいと思います。
実は↑の土地を買おうか迷っていた時は「ハザードマップ」が公開されていませんでした(+_+)
たまたま夫がそこの土地のことを知っていて、過去に津波が来たところだからやめておこうとなりました。
ハザードマップが公開されていない土地の場合、ネットで調べるか、土地勘のある人に聞くしかないですよね(^^;)
あとは面倒かもしれませんが、役所に行って聞いてみるのがいいと思います。
前にも言いましたが、平屋は垂直避難ができません!
なので平屋を建てる場合はより慎重に土地選びをした方がいいと思います!